満月の明るい月の光の中で萩之介は部屋を抜け出して納屋へと向かった。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[1回]
あれから月余の合図で子の刻にこの納屋で逢い引きを繰り返していた。
今日も昼の道場で練習をしていると月余が現れた。
言葉も多く交わさずに頷くだけでそれを理解した。
「今夜はずいぶんと明るい月夜だなぁ」
萩之介がひとりごとを呟くとその後ろから声がした。
「きれいな月だ、こんな夜は他の鼠も動き出しそうだな」
月の光を背に浴びて青く輝くきれいな髪はまぎれもなく月余だった。
「月余様」
萩之介が眩しそうに目を細めると、月余は萩之介に腕を伸ばして片手でその背中を抱いた。
萩之介は照れたように上目遣いで月余を見つめるとその顎を掴んできれいな形の唇が近づいてきた。
萩之介がそっと瞼を閉じると唇に羽のような柔らかいものが触れた。
待ち遠しくて萩之介は自らその唇を開くと月余の唇の間から月余の舌が進入してくる。萩之介の熱い舌に月余の舌が絡まると双方の熱が萩之介の体をしびれさせた。
そのまま崩れ落ちるように納屋の奥の細い窓がある場所まで来て横になる。
その上から月余が何度も口づけを繰り返した。
萩之介は高ぶりつつある自分の足の間を何とかしたくて大きく足を開くと月余はその間に体を伏せた。
足の膝あたりから徐々に上に向けて指先を這わせると萩之介の背中がビクンと動いた。
「今初めて触れたというのに、萩之介は私に触れて欲しくてこんなになったのか?」
既に褌の隙間からはみ出そうとしている萩之介の雄にフワリと口告げると
萩之介は嬉しそうに月余を見つめた。
「月余様、私にもっと触れてください」
「ああ、わかった」
月余は萩之介の褌を解いた。
すっかり大きく上を向いた萩之介の雄の先端の割れ目に指でたどると先走りが指の間で糸をひく。
「もうこんなに濡れているとは、淫らな奴め」
そう言ってもう一度唇を塞いだ。
そのとき入口付近でガタンと物音がする。
月余はその方向を見て微笑んだ。
「月余様どうかされましたか?」
「鼠が姿を現したようだ。お前のいいところをもっと見せてやろう」
そう言って月余は萩之介の足を更に大きく開く。
「ああ、月余さま・・恥ずかしいです」
「気にするな、見られると興奮するぞ」
「そんな・・・・ああ・・・いきな・・り・・・ああっ・・んんん」
大きく開いた足の間に月余がいきなり自らの指を差し入れてきた。
突然挿れられて萩之介の蕾が蠢いている。
「お前私を誘っているのか、こんなに欲しがって・・・」
月余が微笑むと萩之介は両腕を伸ばした。
月余の視線が入り口付近にいる光長を見つめながらもう一度萩之介の唇を塞いで自らの楔を萩之介の蕾に埋め込んでいく。
「ああ・・・んん・・・くぅ・・・あ」
「もっと良い声聞かせてやれ」
月余は萩之介の耳元で囁いた。
<「蜜月」納屋にてpart3-2へ続く>
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すごく感謝しています。ありがとうございます。
最近予告が違っていてスミマセン。。。
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