羽根は初日からぐったりと重い体を起こすこともできずにベッドで死んだように眠っていた。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
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自分がどこにいるのかと言うことさえあまり記憶にない。
昨晩何が起きたのかも覚えていない。
それほどまでにぐっすりと眠っていた。
羽根が目覚めたのはその日の晩だった。
どうやら雫は仕事で外出しているらしく、朱鳥の声で目が覚めた。
「お食事召し上がりますか?」
そう言えばかなり腹が減っていた。
羽根は朱鳥の顔をじっと見つめた。
朱鳥はいつものようにまるで何もなかったかのように平静を取り戻していた。
「シャワーを浴びられますか?」
朱鳥にそう言われて羽根は頷いて立ち上がろうとすると、足に力が入らずにふらついた。
その体を後ろから朱鳥に支えられた。
「まだ、薬の効果が続いているようですね。私が抱いて連れて行ってあげますよ」
とヒョイと体を抱きかかえられた。
羽根は赤い顔をして朱鳥の背中を叩く。
「大丈夫、支えてくれれば歩くから・・・下ろしてください」
「あなたに怪我でもされたら雫様に何と言われるか」
朱鳥はそのままバスルームへ羽根を運んで行く。
羽根は諦めて朱鳥の首に腕を回しておとなしく抱きかかえられて運ばれていく。
バスルームの曇りガラスのドアを開いて羽根を下ろした朱鳥はそのまま羽根の服に手をかけてボタンを外して脱がしていく。
「えっ?!いいよできるから」
羽根がそう言って朱鳥の手を払うと朱鳥はおとなしく手を引いた。
「わかりました。ではお体を洗うのを手伝います」
と先に広いバスルームに服のまま入り込んでいく。
羽根はため息をつきながらその背中を見つめた。
監禁とはこういうことなのかもしれないのだと改めて思い知らされた気がした。
羽根は腰にタオルを巻いてバスルームに入っていくと朱鳥は泡立てたスポンジで羽根の白い体を洗っていく。体中に雫の口づけの後が生々しく残されているのをスポンジで洗い流すように手を動かした。羽根は俯いたままそれでも体を洗ってもらうととても気持ちが良い。時に朱鳥は手慣れていてうまかったせいかあんなに眠っていたにも関わらずうとうとと居眠りをしてしまう。
そんな羽根の体を支えるように雫は羽根の体を抱きかかえながらきれいに洗っていった。
ザーッとシャワーで泡を流されてから、生温かい心地よい感じに目覚めた羽根は朱鳥が自分の胸に口告げているのに気がついた。
「えっ?!朱鳥・・あん・・・」
まだ薬が残っていたせいか乳首がツンと硬く尖っていた。それを舌で転がされるとすぐにタオルで隠していた雄が硬く熱を持った。
「こっちも触れて欲しいですか?」朱鳥の長い指先が羽根の硬くなった雄に絡められて羽根はビクンと体を震わせた。
「ああ・・うっ・・・」
<「恋占い」監禁部屋にて13へ続く>
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