強引に羽根の中に入り込んできた雫。
しかし、まだ慣らしてもいない羽根の蕾にはそれはあまりにも大きすぎる。
だが雫はためらうことなく羽根の体を強引に割り開かせていく。
その痛みに羽根は思わず気を失いかけた。
「はあ・・ん」
「しっかりしろ!ならさなくても一回入れてるだろ」
全てを見透かされたような言葉に全身が凍り付いていく。どうして雫がそんなことを知っているんだろう?
まるで制裁でも加えているように羽根の体にねじ込まれた雫は熱くて硬かった。
苦しさに羽根の大きな瞳からポロポロと涙が流れ出した。
だが、雫は羽根の両足を抱え上げながらぐりぐりと中を抉る。
痛みの中にそれを上回る気持ちよさが羽根の全身を包み込んでいく。
どうしてこんな風に体が喜ぶんだろう・・・
羽根は両手を強く握りしめながら快楽をこらえる。
だが雫が羽根の腰を揺すりはじめると、甘い声を発していた。
「あああ・・・ううっ」
「羽根・・何で他の誰かにすぐに抱かれるの?俺だけじゃ不満?」
雫の声が耳元に囁く。
羽根は首を左右に振りながら喘ぐ。
「ちがっ・・・ああ・・んんん」
「ちがくないね。だって羽根の中・・絡みついてきて喜んでるよ・・・誰でもこんな風に歓迎するんでしょ・・・いやらしい子だね君は」
首筋から雫の声に余計反応していく。
酷いことを言われてるのに体はどんどん熱くなる。この矛盾が嫌でたまらないのに・・・
「ほら・・羽根すごく中が動いてるのわかるよね」
「いやっ・・やめ・・・ああ」
すると雫は羽根の中で楔を引き抜きながらギリギリのところでそれを一気に押し入れる。
「ああ・・くうん」
「本当に・・・ならしてもないのにこんなにいやらしい音がするよ・・・ほら」
と何度も楔を打ち付けてくる。
クチュクチュといやらしい水音と肉がぶつかるような音だけが響く。
「いや・・ああ」
それに一層体の反応が昂ぶっていくと、羽根自身もまた元気に復活していた。
それを雫の指が掴んで擦る。
「ああ・・」
羽根が気持ちよくて甘い声を続けて洩らすと雫はまた耳元に呟いた。
「好きものだね・・・こんなんじゃ外には出せないな。俺が一生羽根を気持ちよくするよ」
何だかわからないけど・・・すごく気持ちいい・・
「ああ・・いか・・せて・・」
羽根の言葉に雫は羽根の耳を噛んだ。
「つっ・・・ああ・・いくううう」
「だめ・・」
「んんん」
雫は羽根の雄の周りを指で押さえながら後ろから何度も突き上げる。
「あああ・・いやぁ・・いかせ・・てぇぇ」
羽根は首を振りながら雫の手を掴んだ。
「じゃあ、一緒にいこうか」
耳元の雫の声にコクコクと何度も頷くと空での中に熱いものが吐き出された。
同時に締めつけられた雄から羽根の蜜も噴き出す。
背中から腕を回されて羽根はぐったりと体を雫に預けて、ゆっくりと瞼を閉じた。
「おやすみ羽根」
唇に雫を感じながら意識が遠のいていった。
<「恋占い」監禁部屋にて1へ続く>
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