今更やめられるわけがないと翔太は知った上でわざとそんなことを言った。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[0回]
光長は何も言わずに翔太の雄を握りしめたまま、その手を震わせている。
翔太は光長の下から光長の手に自らの手を添えた。ぎゅっと握ると光長にも翔太の雄の形がはっきりと脳裏に焼き付く。
それを光長の蕾にぐいっと挿れた。突然鈍い痛みが光長を襲う、それから光長の腰に両手を添えるとグイッと下ろしていく。ズブズブと光長の蕾に翔太の楔が埋め込まれていった。
「あああ・・いやぁぁっ」
「嫌じゃなくて・・ちゃんとやってくれないかな・・・これでも俺ナイーブなんだよね。それじゃあ俺が無理矢理君に入れさせているみたいじゃないか。もっといい顔しろよ」
翔太の片手が光長の歪んだ頬に触れる。
瞳に涙をたたえた光長は潤んだ瞳を翔太に向けた。
自らゆっくりと翔太のやや軽薄そうな薄い唇に触れた。翔太は待ちかまえていたように光長の唇を塞ぐ。薄い唇の間から待ちきれなかったように舌が動き出して僅かに開かれた光長の唇の隙間に滑り込む。光長の体の中は下からも上からも翔太の熱にかき回される。
「気持ちいいなぁ」
翔太の声は心底光長に酔っているようだった。唇から離れた唇は睦言を繰り返す。
「光長って呼んでいい?」
光長がごくりと頷いた。翔太は「ご褒美だよ」とグツンと腰を突き上げた。
「ああっ・・・」
光長の体の奥まで楔が突き上げて光長は悲鳴のような声を上げた。
「光長、動かないの?」
「はっ・・やめっ・・やっ」
翔太の腰が左右に揺らされると中の壁に翔太の楔が擦れて、光長の雄がビクビクと反応する。翔太は下から光長の雄に手を伸ばした。
堅く張り詰めて先の割れ目から透明の蜜があふれている。
「光長のここ気持ちよさそうだね」そう言われてもっと体が熱くなった。
「ねぇ、気持ちいい?」光長が頷くと翔太は「どこが?」とわざと聞いてきた。
「ここ」光長は翔太との接続部分をさして言う。「ここってどこ?」翔太は子供のようにしらばっくれる。光長は「なか」と小さく言うと「何の中?」とどこまでも言葉を操る。
光長の顔が赤くなる「・・・りの中」と小さく消え入りそうに呟くと翔太は「え、何?聞こえないよ、もっと大きい声で言って」
「お尻の中」光長が吐息混じりにそう答えると翔太は嬉しそうに「光長っていやらしいね。お尻の中が気持ちいいなんて言うんだ」自分で言わせておきながらそんなことを言われると更に興奮していく。
「ああ、感じすぎでこんなに光長のここ濡れ濡れだよ」
翔太が光長の雄に流れ落ちる蜜を指先で救った。「あ、汚れちゃったよ。光長舐めてきれいにしてよ」光長の蜜で光っている人差し指を口元に持ってくる。
それに口をつけただけで下が翔太を締め付けた。
「ああ、光長・・・いいよ君興奮するとすげぇ締め付けてくる。ねぇ、どこが気持ちいいんだっけ?」翔太の口に乗せられていく、次第に自分が何を口にしているのかわからない。
「お尻の中」
「こっちもお尻も誰が気持ちよくしてくれるの?」
「しょうた・・・」
「じゃあだれがだれのどことどこをどうしているのか教えて?」
翔太は言葉で興奮するタイプの人間だったらしい。光長は朦朧とした意識のなかで卑猥な言葉を羅列していく。
「翔太が僕・・・」
「僕って誰?」
学者のような細かいやりとり・・・
「翔太が光長のお尻の中と前を気持ちよくしてくれる」
「どうやってどんな風にが抜けてるからもう一回」
「ああっ・・んん」
翔太が下からグリグリと腰を回すと光長は跨ったまま崩れていく。それの髪を掴んだ翔太は光長の顔を覗き込む。
「最初なら全部言って」
「しょうたのが・・あっ・・光長のお尻の中を気持ちよくして・・・光長の前からいやらしい液体が流れてるの」
「何だよ光長すげぇ淫乱だな。じゃあ俺がもっとお前の中を気持ちよくしてやるから良い子にしてろよ」
翔太は光長の言葉に満足したのか跨らせたままの光長を繋がったまま体制を入れ替えた。
「あうっ」
「どうだ?光長がどうなのか全部聞かせて」
翔太はいちいち光長に言葉を求めてくる。光長は苦しそうに「中が擦れて・・ああっ」と言葉にならないのに満足する。
「いいね光長」耳元に囁いた。
<「弦月」翔太の部屋にて7へ続く>
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