「残念だなじゃあこの話はなかったことに・・・」
と雅秀が手拭いをしまおうとすると
「待て」
と光長は引き留めた
「何だ言うか?」
雅秀は楽しそうに光長を見下ろした。
光長は渋々頷いた。
実は光長は道場の師範の奥方に頼まれていたので
これも使いの一つだったのだ。
(どうせ言うだけなのだから・・・)
そう思って口を開いた。
「わたしの下の・・に真珠を・・・・」
「全然聞こえん、もっと大きな声で言え」
光長は唇を噛みしめてキッと雅秀を睨んだ。
雅秀は楽しそうに微笑んでいる。
「さあ、」
「・・・わたしの下のお口に真珠を咥えさせてください・・」
「はい、よくできました」
雅秀はそう言って真珠を一粒取り出すと雅秀の足の間に持って行く。
(まさか・・・本当に?!)
そう思った瞬間光長の尻に硬いものが入れられる。
「ああ・・・っ・・・」
それは奥の方に埋め込んでいく。
さっき海の中で挿れられたばかりなので光長の蕾はたやすく真珠を受け入れた。
光長は両手を拘束されてバタバタと足を動かすが真珠は中で余計に光長の良いところに動いていく。
「ああん・・やぁ・・・」
「なんだ淫乱め、これも良いのか。じゃあもっとやろう」
「やだぁ・・・よせ・・・」
しかし雅秀は難なくもう一粒埋め込んだ。
プツリと真珠を飲み込んだ光長の蕾はきゅうきゅうと動いて見える。
「ほう、うまそうじゃねぇか・・・どれ」
そこに雅秀はまた自らの楔を取り出した。
さっきは光長が気を失ったせい絶頂を迎えなかったらしい。
猛々しいその楔は赤黒く光っている。
そして真珠を飲み込んでいる光長の中にそれを突き立てた。
中にゆっくりと入ると突然真珠にぶつかって中をこりこりとかき回す。
「・・・つっぅ・・・んんん・・くはぅ・・」
痛いのにおかしくなりそうな衝動が下肢から全身を襲っていく。
このまま雅秀といたらいつかきっと気がおかしくなる。
それほどの快感を感じて光長は髪を乱しながら首を振った。
「ほう、これは俺も・・さすがに・・・」
雅秀の息もかなり上がっている。
中の真珠が雅秀の良いところも刺激しているようだ。
そのままゆっくりと動かれるところころと中を真珠が転がる。
「ああ・・やぁ・・・もう・・だぁ・・えええ」
「だらしねぇ、また先にいく気か?」
そう言っておもむろに雄を握られる。
先端を指先で拘束されて達することが許されなくなった。
「やぁ・・やめ・・・おねがい・・いか・・せて・・」
「なぁんだ、まだ昨日の薬が効いてやがるのか?可愛いじゃねぇか」
雅秀がそう言って口を寄せようとして自らはっとして離れていく。
そういえば口を吸われたことはない。
やはり犯して辱めることだけがこの男の目的だと改めて気づくと
もうどうにでもなってやれと光長は涙ながら訴えた。
「いかせて・・・」
「ふん」
雅秀はそんな光長を鼻で笑いながら尻の中の真珠をかき回して
感覚を楽しんだ。
光長本人は気づいていないが光長の中は湿って真珠に感じて蠢いている。
締め付けられて雅秀はその欲望を光長の中に吐き出すと
真珠は一緒に吐き出された。
ようやく戒めを解かれて光長も欲望で白い砂浜にしみをつけた。
そのからだを濡れた手拭いが拭っていく。
「まさひで・・・どうして・・・そこまで」
<「蜜月」茶屋にてに続く>
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