まさか自分が男を好きになるなんて思ってもみなかった。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[2回]
確かに武士の間では女子よりも男子を好むものも少なくはないが
女子さえもあまり興味を持ったことがなかったほどだった。
それをよりによって自分とはあまり年も変わらない成人男子で自分よりも体躯ががっちりとした男を好きになるなんて。
光長は隣で寝息を立てている雅秀の顔を見つめながら思い出していた。
最初は酷かった。
道場でひとり訓練をしていたところに猿ぐつわをされてしまった。
そのまま今まで自分でも触れたことがなかったような秘められた場所を暴かれただけではなく、そこに刀の柄を差し込まれたのだ。
痛みどころか出血もしてしばらくは剣を構えるのもつらかったほどだった。
本当に酷い男だ。
雅秀の仕打ちはそこから始まった。
尋常では考えられないような行為を強いられたり、最も恥ずかしい行為を強いられたり
時には第3者を交えての時もあった。
それなのにその男が好きになるとは自分はどれほどの好き者なのかと思ってしまう。
雅秀が言うとおり私は淫乱なのだろうか?
淫乱とはこういうものなのか?
光長にはわからなくなり眠っている雅秀の胸に顔を乗せた。
そのまま雅秀の股間を見つめる。
手を伸ばして雅秀の着物の裾を開いて褌からはみ出している雄に触れた。
これで何度も貫かれたことを考えただけで全身が熱くなる。
光長は雅秀の雄に唇を寄せるとそれを舐め始めた。
「ん・・・んあ・・・」
眠っている雅秀が少し甘い声を出しながら体を動かそうとして
体が重いことに気づいてうっすらと瞼を開いた。
しかし黙ったままその瞳は懸命に雅秀の雄を舐めている光長を捕らえている。
「・・んふっ・・んぁ・・」
光秀の尻に雅秀の指先が伸びていた。
光長はそれに気づいて雅秀の瞳を誘うようなまなざしで見つめた。
「お前、いつからそんなこと覚えやがった」
雅秀は嬉しそうに口元を上げていた。
<「蜜月」雅秀2へ続く>
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実は夏コミにサークル参加します。でも二次小説です。
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