それに気づいた光長急いで褥に散らかった着物を羽織って体を隠す。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[2回]
着物の生地にすれて雄が少しだけ疼いたが、雅秀にこんなところを見られる屈辱には耐えられない。
羞恥のあまりそのまま布団を頭からかぶった。
雅秀が窓向こうから移動して中庭の縁側から光長の部屋に入って来た。
程なくして光長の足に何かがからみつけられた。
光長はそれでも布団の中に隠れているといきなり足にかけられた何かを
勢いよく引っ張られて逆さまに持ち上げられる。
バサリと布団が落ちて光長の掛けていた着物も落ちた。
両足から縄が縛り付けて部屋の張りにつられている。
光長は素っ裸のまま両足を広げるように腰の辺りから高く上げられている。
体は布団の上に横たえたままだった。
「・・・?!」
あまりの姿に声を出すことも忘れて己の格好を見ると
まだ収まっていない雄が真ん中に突きだしている。
なんという恥ずかしい姿・・・それを楽しそうに見つめている雅秀を
睨みつけた。
雅秀は文机の上から筆を持ち出して、光長の高く上げられて丁度雅秀が座った位置にある
光長の中心に筆先で触れた。
「ああ・・よ・・せ・・・」
くすぐったいような柔らかな感触が光長の体を駆けめぐる。
雅秀は丹念にあちこちをくまなく筆でなぞり始めた。
光長は体中をくねらせながら逃げようとするがかなわない。
泣きたくなるような感覚から逃れられずに上り詰めた雄からはしたたり落ちるほどの先走りの透明な蜜が布団を濡らしていた。
「気持ちいいのか?」
耳元に唇を寄せて呟いた雅秀は光長の顎を掴む。
光長は涙で濡れた瞳で雅秀に向けて
「たのむ・・・はな・・せ・・・」
と懇願するが雅秀は微笑んだ。
「もっと気持ちいいことしてやるから、いい子にしてろ」
と頬を撫でた。
光長はゆっくりと瞳を閉じた。
にほんブログ村
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。
PR