でももう体がそんな風にしか反応しない。これじゃまるで雫のオートマタ(機械人形)のようだ。
それも悪くはないと思ってしまう自分って・・・・・
「あああっ・・・うっ・・・んんん」
雫の楔が埋め込まれると急に体の中が満たされていく。
だが、雫は羽根を拘束している指を緩めてはくれなかった。
満たされた欲望が溜まってどんどん熱くなっていく気がした。
羽根は苦しさにその唇で雫の唇に押しあてる。
「今日は随分積極的なんだな」
雫は嬉しそうにそう言ったがまだ指をゆるめようとはしなかった。
「んん・・・しず・・くん・・・おね・・がい・・」
くねくねと体を揺らしながら羽根は何とか溜まった欲望を吐き出したいと懇願する。
雫は埋め込んだ楔がその都度締めつけられて唇を噛んだ。
「羽根・・・」
雫が指を外すと同時に勢いよく羽根の欲望は飛沫を飛ばす。同時に羽根の体の中にも熱い雫の蜜が流れ込んでくる。
その感覚がたまらなくて羽根は何度も体をビクビクと痙攣させていた。
雫も羽根を力一杯抱きしめていた。
やがて羽根の体が落ち着いても雫はまだ羽根の体に中から楔を引き抜こうとはしなかった。
「こんなに締めつけやがって・・・」
まだ羽根のなかの雫は堅さを保っていた。
雫が吐き出した欲望の蜜もそのままぐちゃぐちゃと突き上げられて、羽根はその腰を引こうとするが雫に強く戻された。
「だめだって・・・そんな勝手は許さないからね」
と楔で中を掻き回す。
「ひっ・・・あぁぁぁっ・・・」
まだひくつく蕾の中を掻き回されると体がおかしくなりそうで羽根はズルズルとソファーから落ちた。
雫もテラスに敷かれたラグの上に跪く。
フワリと青草の香りを風が運んでくる。そんな中で羽根は雫がもう一度達するまで貫かれていた。
「あうっ・・・くん・・・」
「羽根・・・すごく気持ちいいんだ・・羽根もいい?」
そんな問いかけに何度頷いたかさえ覚えていない。
雫が羽根の中でもう一度蜜を放つと、コポコポと蜜は羽根のふっくらとした双丘狭間から溢れだした。
しばらくして呼ばれた朱鳥はまた何もなかったような顔で素早く後始末をはじめる。
「私はシャワーを浴びたら出かけるから、羽根を頼んだ」
疑いながらも結局頼れるのは朱鳥しかいない。
すっかりぐったりとした羽根の体を朱鳥は抱きかかえた。
<「恋占い」テラスにて5へ続く>
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