するとその手を自らの股間に持ってきた。
「・・・・?!」
光長が驚いて芳生の顔を見つめる。
「さあ、あなたが私に奉仕してください」
入社日に雅秀にも同じような扱いを受けたことが思い出される。
あの時は光長の頬に雅秀が自らの雄を押し寄せてきた。
芳生は光長の手を自らの雄に導いて着物の上からゆっくりと触れさせる。
正座している芳生の着物はピンと張っていて変化はしていないが形はわかった。
その感触に光長はスッと手を引いた。
「可愛い方ですね。その反応は新鮮だ」
芳生がフッと笑った。
「嫌ですか?」
「はい」
光長はきっぱりそう答えた。
「そりゃあ誰だって嫌ですよね。男のそんなところに奉仕するなんてすごい屈辱です。でも君は私に奉仕しなければならない」
その手を懐に入れると数枚の写真を取り出した。
「な?!これは・・・」
光長は畳の上に落ちた写真に目を落として絶句する。
つい先程応接間で雅秀にされていた場面が映っている。両手を拘束され両足を開いたその奥までしっかりと移されていた。またあるものは雅秀の楔を打ち込まれて涙やヨダレを流した目を覆いたくなるようなものばかりだ。
「こんな・・・あいつと僕をはめたんですね・・・ひどい・・」
全身がブルブルと震えだして両手を畳につくとその手を掴まれた。
「すぐに慣れるというか、フッ楽しみです」
芳生の陶器のように冷たい微笑みが光長の目の前に寄せられる。
「さぁ、早く」
耳元で囁かれると、こんなことに屈する自分が悔しい。
だが芳生の雄に手を伸ばす。
「手じゃなくて」
芳生は光長の手を掴んだ。
要求していることはすぐにわかり、光長はその顔を芳生の雄へと埋めていく。
「それじゃあ顔が見えませんね。こっちをちゃんと見ながらですよ」
グイッと頭の向きを上に向けられて芳生の足の上に頭を乗せるとまだだらりとした芳生の雄に舌を伸ばした。
それはまだすっぽりと口の中に収まる大きさだった。
<「弦月」茶室にて4へ続く>
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