羽根の体には特に何の変化もなかった。
ただ雫が羽根に愛撫を加える度に昨日の余韻も手伝って
羽根の体は反応していた。
「羽根・・・挿れるよ」
雫が耳元で囁くと羽根はコクンと頷いた。
薬の効果はこの時に現れた。
まるではじめて雫にされたときのように体が引き裂かれるような圧迫感が羽根を襲う。
「ひっ・・・ちょ・・まって・・ああああっ!」
泣き声のような悲鳴のような声をあげた羽根を雫は口づけながら微笑んだ。
「効いてるね」
これが薬の効果・・・初めての時のような感覚を呼び起こす薬。
羽根はポロポロと涙を流した。
一方雫は
「すごい、羽根。きつい・・・もっと緩めないと入らないよ」
「いや・・・あああああ」
羽根は首を振りながら泣いていた。昨日とは正反対の反応を雫は堪能しながら羽根の中へと体をすすめている。
こんな・・・
俺は雫のおもちゃじゃないのに・・・ひどい・・・
余計に流れ出す涙に雫は嬉しそうに羽根の体を揺すり続けた。
まるで優越感にでも浸っているように・・・
「どうして・・・あっ・・・んん」
羽根は雫にそう言うと雫は
「最初に言ったじゃないか。俺はずっと羽根が好きだったって・・・羽根の何もかもが見たいし、知りたいからに決まっているじゃないか」
それを聞いた羽根の蕾がきゅっと締まった。
「ああ・・・んっくっ」
羽根は雫が羽根の体と一体化しているような気がしてくる。
羽根の体の中の雫の形がリアルに伝わるほど締め付けた。
さすがに雫も動けなくなり少しだけ苦しそうな顔をした。
「羽根・・・」
雫はポケットから小さな鍵を取り出した。
それで羽根の手首と足首を拘束している鎖を外していく。
ジャラリという音が鳴りようやく重かった鎖が外されると、羽根は雫の背中に両腕を回した。
雫は羽根の唇を塞ぐ。
濃厚な口づけに羽根の蕾が少しだけ緩んだ。
雫は腰を動かして羽根の体の奥を抉った。
「うわっぁぁあっ・・んんん」
大きな声を上げながら雫にしがみつく。
その唇をまた雫が塞ぐ。
羽根の流した涙が雫の頬で止められる。
きもちいい・・・・
<「恋占い」占いの館にて11へ続く>
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