目を開くとさっきの2人とは違う声がしていた。
上から覗き込んでいるのはなぜか雫の秘書の朱鳥だった。
あれ?やめだった?それにしてはリアルだし、体もだるすぎるよな・・・
羽根は苦笑する。
「全然大丈夫じゃないですよ。男がいない国に行きたい」
ポツンと何気なく呟いた言葉に朱鳥はクスッと笑った。
「いなければ満足しない癖に・・・」
その言葉に朱鳥を睨みつけながら重い体を起こした。
でもどうして朱鳥がいるのだろう?ところでここはどこ?
次の瞬間朱鳥から信じられない言葉が出た。
「ああ、あなたはこれから雫に監禁されちゃいますよ。どうも放っておくとホルモンまき散らして危険だとか・・だからあなたを連れ去るリムジンの中ですよ」
と更にクスクスと笑った。
「ずっと穴が塞がってないときがないくらいやられてますよね。私もやっちゃいましたけど・・・だから雫はたいそうご立腹でしてね。あなたに」
笑っているはずなのに朱鳥のその瞳はどこか冷たく凍り付くようだった。
「自分のことは棚に上げて全部俺が悪いのかよ」
羽根が隣にいた朱鳥にそう言うとその顎を掴まれてあっさりとキスをされる。
それだけで体が熱くなるのを感じていると、朱鳥の唇が離れていく。
「ほらね、キスだけでもう・・・」
と朱鳥の視線は舐めるように羽根の全身を見た。
「違うというならここで裸にして確かめてもいいですよ」
どこまで冷静なのかわからないこの男が羽根は少し羨ましいと思った。
やっぱり自分は変態で淫乱なのかもしれない・・・・
ただ俯いて顔を赤くした羽根に朱鳥はズボンの後ろから指先を入れて尻の狭間を数回撫でた。
「あぁぁぁぁ、いや・・」
羽根が苦しそうな顔をすると朱鳥はぷつんと指先を羽根の蕾に難なく入れる。
「かなりならされちゃてますね・・・これならすぐに入る」
指先を中で掻き回されて羽根は言葉を失った。
この男・・・と思いながらそのポーカーフェイスを睨みつけた。
「良い顔するから犯したくなる」
といきなの羽根のズボンから下着毎尻だけ脱がせて出すと座ったまま羽根の体を抱きかかえて自ら座っている上に落とす。
「・・・ひっ・・・」
そのまま朱鳥の楔に突き刺された羽根はそれでも中から朱鳥の雄に絡みついていく感覚を否定できない。
奥までびっちりと埋め込まれてまた体に火がつくのに時間はかからなかった。
<「恋占い」リムジンにて2へ続く>
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