光長の部屋は角部屋になっていた。
ここでは6部屋あり、大体2人部屋を割りあてられている。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[3回]
しかしつい数日前に兄弟子がひとり結婚をして出て行った。
そのおかげで一部屋空き、今まで月余と光長は同室の2人部屋だったが月余がその部屋へ移動していった。
門下生が増えればまた部屋割りは変わるだろうが当分は月余も光長も一人の部屋にいられることになった。
あの納屋の事からなんとなく月余の顔が見られなくて光長も困っていたが
これで少しほっとした。
決して広い部屋ではないがろくに家具や調度品もない部屋に一人でいると
少しだけ寂しいような気分になる。
窓から覗く半月は今宵も明るい。
ふと体の中に雅秀の温もりが甦る。
自らの体に手をあてると、胸の中心が芯を持った。
「・・・?!」
芯をもつ胸の飾りを自らの指先でつまみ上げると下肢がうずき出した。
もう片方の手で触れるとそれはすぐに熱を含む。
光長は足を投げ出して自らの雄に直接触れた。
誰もいない部屋の中で半月の月だけが光長を見ている。
「あっ・・・・」
思わず声を漏らしても聞かれることもない。
そう考えただけで気が楽になった。
光長は褥(しとね)の上に体を投げ出した。
両足を広げると袋から自らの窄まりへと指先がたどる。
何度も雅秀に貫かれた窄まりは硬くほころんではいなかった。
数回撫でてみると何とも言えない痺れが起こってきた。
指先で突くと第一関節くらいまで沈み込む。
「・・・っ・・・」
そのまま回すように第二関節まで挿れると
それだけで花茎が硬くなった。
いつの間にかその行為に夢中になり自らの下肢を両手で触れるが
自分だけでは雅秀のような快楽は得られない。
次第に大胆な格好で褥を乱していた。
「ほう」
そんな時窓の外から月の光を遮るように人影が現れた。
聞き覚えのある声・・・
「いつからお前そんなに好き者になったんだ?」
影になって顔は見えなくても口元を上げて意地悪く笑う雅秀の顔が見えた気がした。
<「蜜月」寝所にて 2へ続く>
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