それでも雅秀は光長の雄を舐め続けている。
納屋の奥では月余が萩之介の体を揺さぶっている。
萩之介は何度も背を弓なりにしならせては艶のある声で啼いている。
光長はそんな光景をのぞき見るつもりなどなかったのだが
雅秀が体を離してくれないどころか
興奮状態の欲望を更に追い詰めるせいで体がだるくて身動きがとれない。
「んん・・・くうん・・・ああ・・つく・・よさま・・」
萩之介の声が更に光長を追い詰める。
月明かりもろくに届かない物陰の暗闇で雅秀の舌だけが怪しく光る。
自らの口を塞ぎながら懸命に雅秀の攻めから逃れようとするが
雅秀はそんな光長の体を両手両足でしっかりと捕らえている。
すっかり硬くなった欲望から雅秀の口が離れると今度はそれを手でしごき出す。
僅かな水音がくちゅくちゅと音を立てるが
月余と萩之介の動きの方が激しいので少しぐらいならば響かない。
光長は耳元に口をつけた雅秀を見つめて首を振った。
雅秀の遊んでいた片手が胸の尖りをきつく摘んだ。
「あぁぁ」
少しだけ声が漏れるが幸い向こうの2人には聞かれなかったらしい。
耳を丹念に舐めながら乳首を指先でこね回されて
雄と袋を揉まれているとそのまま光長は何度も首を振った。
もう限界だった。ビクビクとと体が雅秀の腕の中で痙攣を繰り返すと
雅秀は雄を握る手を包み込む。
白濁とした蜜が雅秀の手を汚していた。
声を殺して達することでハァハァと肩で息をしていると
今度は目の前の月余が萩之介の尻を高く上げさせて両足を大きく広げさせている。
萩之介の秘められた部分がこちらを向いている。
一度月余を受け入れた萩之介のこそは湿っていて
暗くてもその中をつい想像してしまう。
「挿れたいか?」
耳元で掠れた雅秀の声が聞こえてもう一度首を横に振ると
雅秀の口元が上がり
「俺は挿れてぇ」
と耳を舐められた。
首筋からゾクゾクするような期待が生まれてくる。
光長は否定したかったが雅秀の指が自らの蕾を探りあてると
その指先を締め付けていた。
「きつい・・・ゆるめろ」
耳元で囁かれるといつも以上に興奮するのはどうしてだろう
首筋が弱いからかも知れない。
ふと前を見て萩之介が自らの尻の肉を割り開いて月余を受け入れる姿を見て
先日陰間茶屋で見た桔梗を思い出した。
「あいつは陰間だな」
雅秀も囁きながら光長の蕾に自らの猛った楔を挿れてくる。
何度もわからなくなるくらいこの楔を打ち込まれていても慣れることもない。
それはいつだって屈辱的で痛かった。
だが光長の奥底ではそれだけではない何かがあって
拒みきれない。
今だって雅秀の熱が体中を溶かしていく。
氷のように冷たい男の冷ややかな視線に見つめられながら
自分だけが溶けるような表情を見せているのがたまらない。
それでももう、やめられなくなっている。
萩之介のように愛しい相手にならば体を開くこともあるかもしれないが
無理矢理辱めるこの男は違う。
「あっぁっ・・はっあ。」
萩之介の声とパンパンと肉のぶつかり合う音の響き渡る中
雅秀も光長を抱えて何度も楔を打ち付けていた。
ぐったりとして雅秀の腕のなかでもう一度達すると雅秀も光長の中に欲望を吐き出した。
じんわりと下腹部が熱い。。。。熱い。。。冷めた目の男の欲望は火傷しそうなほど熱かった。
<「蜜月」寝所にてに続く>
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