「おねが・・・い・・・ああああ・・いあぁぁ・・へんに・・なる」
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[0回]
達してもまだなお中から刺激は繰り返されて、光長の体はビクビクと震えていた。
雅秀に涙目で縋っても、雅秀は光長の雄に手を伸ばして刺激を繰り返すだけだった。
おかげで光長は既に3回も達していた。
「思い出したか?」
雅秀は冷静にそういうばかりだが、光長には相変わらず訳がわからず首を横に振った。
その度に雅秀は少し悲しそうな顔をする。悲しいのはこっちなのに・・・
雅秀はいい加減諦めたのか光長の体を拘束していたロープをようやく解き始めた。
やっと地獄のような快楽から解放されると体が重く、解かれたままぐったりと布団に横たわる。
少し力を入れると蕾に入れられていた丸いものが2つ音を立てたままツルンと飛び出した。
雅秀はそれをひとつ手にすると光長の目の前にそれを見せつけた。
「お前の中、こんなにヌルヌルならすぐ入るな」
片手で光長の足を掴みながら硬い塊が腰の辺りに触れてきた。
「・・・・っ・・」
光長は雅秀の意図を理解してその瞳を見開いた。
長い間一緒にいて、常にライバルで良き友だと思っていた友人が、今自分を組み敷いている。
さんざん恥辱された上で尚も陵辱しようとしている。
いつだって慕っていたし他の誰よりも信頼していた。すごく好きだったのにこんな風に体を重ねたいなどと思ったことなど・・・
光長はそこまで考えて尚も迷う。
思ったことなどなかった?本当に?
「好きだろ、お前」雅秀は光長が迷う様子を間近で見つめながらそっと唇を重ねる。
「・・んっ・・・」同時に蕾に雅秀の楔が当たるとグイッとその先端が押し入れられる。
いつの間にか雅秀の口づけは深く光長の口を塞いでいる。
光長の中に今まで入れられていた球体よりも遙かに大きく熱い塊が入り込んでくる。
体を引き裂かれるような体の痛みよりも心の方が痛い。
見開かれた瞳には大粒の涙があふれ出した。
「何度みてもお前の初めての顔はそそるぜ」
何度も初めてがあってたまるか・・・雅秀は一体何を言ってるんだろう?
涙を浮かべた瞳で雅秀を睨むと雅秀は少しだけ辛そうな顔をした。
光長にはそれがどうしてなのかわからない。悲しいのはこっちだ、信頼していて親友なのに・・・バカ野郎・・・しかし、そんなことを思いつつ光長の両腕は雅秀の首に回されて、しっかりとしがみついている。接続部分からじんわりと痛みだけではない感覚が生まれていることに気づいていた。だが、それを認めてしまえば雅秀との関係は変わってしまう。もう、今までみたいに接する自信がない。過去に雅秀のことで嫉妬した記憶がある。
僕はどうかしていたんだ・・・相手は男だぞ・・・でも相手は女の子みたいに可愛い・・・
そういえば学校の制服を着ていない・・・誰?・・・どこで知り合ったんだろう???
あれ?いつ?だって僕たちは友達で・・・あれ?この部屋は見覚えがある・・・赤い着物・・・
誰?僕のこと組み敷いているのは雅秀のはずだけど・・・頭が痛い・・・助けて・・・
次第に雅秀の腰の動きが速くなり光長は急にそれ以上何も考えられなくなった。
<「弦月」弦月6(最終章)へ続く>
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