さんざん蕾を指先と舌で弄ってから雅秀はようやくそこから顔を離す。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[0回]
「あ・・・」
急に突き放された気がして雅秀の顔を見上げると、その体を抱き上げて別の部屋に敷かれていた赤い布団へと運ばれていく。
まるで新婚初夜の習わしのように光長の体を横たえるとその足を大きく開かせた。
「やっ」
光長は小さく言うと雅秀はフッと笑いながら何かを取り出した。
小さな楕円形の球状になっていてコードが付いている。コードの先にはスイッチらしいものがあった。
雅秀はそれに何か液体のようなものをたっぷりつけると、光長の開かせた足の間にそれを持ってくる。まさかそんなものを入れようとしているのだろうか?
光長は怖くなった。
「いや、やめて・・雅秀怖い」
「大丈夫だ、お前の体は思い出すはずだぜ」と口元を上げる。
ヒヤリと冷たいものが蕾に触れると雅秀は容赦なくそれを人差し指で押した。
「うっ・・やっ・・・」
液体をよくつけたおかげてそれはスルリと光長の蕾の中へ入ってきた。
指と違った硬い感触が光長の内壁に触れる。
雅秀はそれが飛び出さないように指先一杯に奥まで押し入れると
「力入れると出ちゃうからな。もし出したら次は2個入れるから」
と唇を塞いた。
この状態で何がしたいのか光長は雅秀の顔を見る。違和感はあるけれど指先のように動き回らないだけマシだった。
雅秀が光長から唇を離して口元を歪めた。
「ひっ・・・あああっ」
急に中に入れられたものが振動した。光長の内部から低い電子音を立てて微妙に刺激を繰り返す。光長は驚いて思わず力が入った。
その瞬間ツルンと中からそれが滑り出してしまった。
「あーあ、お前は淫乱だなぁ~1個じゃ足りないからわざと出したろ」
光長の知っている雅秀はそんな酷いことを言う男じゃなかったはずなのに・・・
光長の瞳が雅秀を睨むと雅秀は息を飲む。
「お前って・・・その顔何度見てもたまんねぇな」
何度って・・・始めてじゃないか。ここに来てから雅秀の様子がおかしい。
「お前は本当に雅秀か?」光長が不振そうに見上げると雅秀は苦笑した。
何も応えずに光長の中から飛び出した楕円形の球体ともう一つ同じものが近くの引き出しからと利出した。それから同じ場所からロープを取り出す。
さっきの言葉は本気らしかった。
「やめて・・近づくな・・それ以上何かしたら僕はお前を友達だなんて思わないからな!!」
光長は怖くなって強く雅秀にそう言うが雅秀は怯まなかった。
「いいさ、それでも」
ふと光長はどこかで同じようなことがあった気がした。だが、すぐにそんなことはあるはずがないと思い直す。
雅秀は光長の足を掴んでもう一度大きく開いた。
既に起ち上がった雄を見られて光長が顔を横に向けると、すぐにさっきのものを蕾に入れた。
「ああ・・・やぁぁぁ・・」
違和感があったがすぐに中に入る。続けざまにもうひとつも入れる。ごつんと中で軽いものがぶつかりあう感じがした。でも雅秀は気にせずにグイッと押し入れる。
飛び出してしまいそうなそれをロープで蕾を塞ぐと器用にそのまま腕や体を縛り上げた。
蕾に食い込んだローブのおかげで中に入った球体は2つが取り出せない。
ゴツゴツと中に違和感を感じる。
亀甲のように縛り上げられたロープの間からは乳首や雄が飛び出して生々しくいやらしい。
雅秀が光長の格好を眺めると光長は頬を染めながら顔をプイッと横に向けた。
「うっ・・・ああぁぁ」
突然またさっきと同じような振動が光長の内壁を襲った。
今度は2個が同時に振動する。光長は体をくねらせながら叫んだ。
「やめてぇぇぇ・・・いやぁ・・」
いくら体を動かしても余計に中が擦れて辛くなるだけだった。
その刺激で前も今にも達してしまいそうで我慢している。
それに気づいた雅秀が光長の雄に手を伸ばして数回擦り上げた。
「いあぁぁぁぁ!!」
光長はビクンと体を揺らして雄の先から白い蜜を飛ばした。
雅秀はその背中を抱き寄せると光長は雅秀にしがみついてきた。
その頬に何度も口づけると光長は自分から雅秀の口に舌を入れてきた。
雅秀がフッと笑った。
<「弦月」弦月5へ続く>
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